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○○という言葉かけで運動が嫌いになります

こんにちは。シンジです。

以前も発達を伸ばす為には

言葉掛けが大事だとお伝えしていました。

そして言葉掛け一つで良い方向にも悪い方向にも

その子を左右してしまう諸刃の剣です。

これを言霊といいます。

あなたは運動嫌いなお子さんに対してこんな事を言ってませんか?

「なんで出来ないの?」

「他の子より下手」

これでは運動嫌いを更に加速させてしまいます。

というのも「なんで出来ないの?」は

過程より結果で判断しています。

そして

「他の子より下手」は

比較対象が他者になってしまっています。

あなたが子どもの頃、

褒められた時や心の底から嬉しかった時はジャンプして跳ねたり

走り回ったりしませんでしたか?

その走り回った時、あなたの親は

「上手」か「下手」を評価してましたか?

逆に叱られている時は無意識に

体が固まりませんでしたか?

体を動かす事自体、「他者からの評価」や

「上手」「下手」を判断するものではなかったと思います。

体を動かすという事は本来こういった

気持ちの状態にもつながりがあります。

これでは運動嫌いを更に加速させてしまいます。

それは何故か?

運動が嫌いな子の理由は大きく分けると3つあります。

・大勢の人に見られるのが恥ずかしい。

・運動に苦手意識がある。やり方がわからない。

・他の子と比べられて自己嫌悪になる。

つまり

運動が苦手なのは言われなくても

本人もわかっているという事。

そして心の底では上手くなりたいと本人も

思っているという事です。

ですが、比較される事が先にきてしまい、

うまくなる方法を探そうとする前に

出来ていない結果を言われたり、

他者と比較されてしまう事で

「自己嫌悪」というネガティブな

感情を経験してしまうという事です。

ネガティブになると更に

体が固くなります。

叱られた時に体が固まるのと一緒です。

あなたの子は決して最初から運動が

嫌いなわけではないのです。

比較されてしまって嫌な気持ちになるものが

たまたま運動だったという事です。

しかも教えてくれる人がいない状態で苦手を克服するという

状況は大人にとっても辛い状況ではないでしょうか?

運動が上手くなるコツはあります。

逆に

運動が好き、体育が好きな子も

なんで自分が上手く出来ているか

理由はわからないけど

何故か上手く出来ている。

そして他の子と比べられた時に

上手く出来ているから運動が得意という事を気づくのです。

そういった運動が得意な子は

算数や国語の勉強よりも体育が好きという子も少なくないと思います。

たまたま勉強よりも

体を動かす事が得意だったのです。

12歳ぐらいまでという年齢の子ども達に

どうして「運動が得意なのか?」

を聞いても自力で説明してもらう事はたいてい難しいでしょう。

ましてや運動が苦手な子が「なぜ運動が苦手なのか?」

を自分で解明して説明するにはなおさら難しいと思います。

ですので何気ない気持ちであっても

「なんで出来ないの?」

「他の子より下手」

と言われてしまうと「わからない。もう運動は嫌い」となってしまうのです。

運動が苦手なお子さんが欲しているものは

「まずは運動が人並みに出来る事」もちろんですが、まずは「心理的な安心感」です。

そして子どもを見ているあなたが求めている事は

「運動が得意にならなくても嫌いになって欲しくはない」

という気持ちはもちろん、

まずはそういった状況になっても切り替えて

「頑張って取り組んでみる事」だったり

「最後までやり遂げてみる事」ではないでしょうか?

これを「非認知能力」といいます。

実は

苦手な運動に取り組む時、

必要となるものは2つあります。

それは

①運動が上達する体の動かし方を学ぶ事

②苦手な事と向き合う精神的な体力

そして

②の精神的な体力は何をするにも土台になります。

これを育てる為の必要な栄養素は

「その子が感じる精神的な安心感」

「感情的なつながり」です。

言い換えると、たとえ失敗しても前向きに

受け入れてくれる環境があるという事です。

これには「安心できる場所」と

「安心させる事ができる言葉掛け」が必須になってきます。

そして「安心させる事ができる言葉掛け」

とは「信頼関係」とも言われます。

例えば

「なんで出来ないの?」

「他の子より下手」

という言葉掛けを前向きな言葉に変えてみましょう。

そうすると運動嫌いがなくなり前向きに取り組み始めます。

「なんで出来ないの?」→「頑張ったね!こうしたらもっと上手くなるよ!」

と頑張った事を褒めてあげて、次のステップを具体的に言ってあげましょう。

そして

「他の子より下手」→「前と比べてここがすごく上手くなってるよ!すごいね!」

他の子と比較するのではなく、

前と比べてどこが上手くなったのかを褒めてあげましょう。

そうするとあなたのお子さんは前向きに取り組み始めます。

子ども発達を伸ばすためには

あなたの言葉掛けが大切になってくるという事を覚えていてください。

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