閉症スペクトラム症の特徴を
あなたはご存知でしょうか?
この特徴は一例ですので
全てではないですが、
定型発達の子と比べて
どういう所が違うのか?
そして生活の中でどんな所に
困る可能性があるのか?
を解説し、改善方法も
お伝えしていきたいと思います。
言葉の遅れを
気にする親御さんも多いですが、
人間の脳の発達は
体の成長の次に言葉の成長になります。
つまり体の特徴の方が
先に現れてくる事が多いとも言えます。
今日の記事のメリットは
体の特徴に早く気づく事ができれば、
早期発見につながる可能性があるという事と、
お子さん自身が生活の中で感じる
不便を予防する事ができるかもしれないという事、
親御さんもお子さんも
ストレスを軽減できる可能性が高まります。
今回は特徴と改善策に
ついて解説していきますので
ぜひ最後までご覧ださい。そ
れでは特徴の解説にいきしょう。
①椅子にまっすぐ座れない
②つま先立ちで歩く
③手先・体の使い方が不器用
④探し物が苦手(目のコントロールが苦手)
①椅子にまっすぐ座れない
これは半身に座る、片足を椅子の座面に乗せて
あぐら座りをする子が多い子にある特徴です。
原因は体幹筋の低緊張が考えられます。
これは筋肉の張りを100にしなさいという
脳の指令が70など低く設定されているものです。
例えるならウエストのゴム紐が緩くて
すぐにずれてしまう様な状態です。
筋力が弱いとはまた違う。
これに関しては大事なのは環境設定になります。
椅子の座面に滑り止めを使ってあげたり、
しっかり足の裏が地面につくようにしてあげる。
膝・股関節、足首が直角になるように。
②つま先立ちで歩く
データでは定型発達の3〜4.5%の人もしており、
2歳までは好奇心でよく起こると言われていますが、
ASD自閉症スペクトラム症の人では
8.4〜20%の人がする事が多いと言われています。
そしてこのつま先立ちで歩く事の
原因としては4つ考えられます。
1つ目は足の裏の感覚が鈍いというものです。
故につま先一点に体重が載っている感覚で
しっかりと支えるのがわかりやすいからそうしているパターンがあります。
2つ目に足の裏の感覚が過敏というものです。
これは芝生や冷たい床で
つま先立ちになってしまう子は、
足裏の感覚が過敏なのかもしれません。
つま先立ちはふくらはぎが疲れやすく凝りやすいので、
しっかりお風呂に入って揉んであげてください。
そうする事で凝りも和らぎます。
また、つま先立ちで転倒が多い場合は
一度診察してもらい
身体に異常がないか見てもらった方が
良いかもしれません。
3つ目に何かに集中している時や
考えている時は刺激を求めている
可能性があるかもしれません。
4つ目に原始反射の残存が考えられます。
これは体や心の緊張が入りやすい時に
起こっているのかもしれません。
陽性支持反射や緊張性迷路反射の
残存の可能性があります。
対策としては
原始反射体操の動画がおすすめです。
③手先・体の使い方が不器用
これはダンスの様な人の動きを
真似したりが苦手、
自分とものとの距離感が
掴みにくい状態でボディイメージが弱い事、
つまり、見ただけで動きを真似する能力
が弱いというものです。
④探し物が苦手(目のコントロールが苦手)
これは目のコントロールが苦手とも言えます。
目の動きにも注視と追視とありますが、
注視は一点を見つめる事、
追視は動いているものを見る事になります。
これが苦手だと
消しゴムを見つけるのも
音を立ててやっとわかったり
することがあります。
もしこう症状がある場合は
板書も苦手で授業について行けない
可能性も出てくるので
目の動きを鍛えるビジョントレーニング
というものを一緒にやってみたり
風船トスをしてみると良いでしょう。
今日のポイントは日常生活で支障をきたす
レベルのものなのかをまず判断してください。
そして支障をきたすレベルの場合は
一人で悩まず、
まず小児科などの専門職の方に
相談できる所に行き
相談して頂いた方が良いです。
逆にご自宅でやって欲しい運動については
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そしてもし自閉症についてもっと知りたい、
勉強してみたいと思う方は
おすすめのドラマがあります。
それはネットフリックスの
ユニークライフというドラマを見てみてください。
主人公で18歳の自閉症スペクトラム症の
サムが学校や普段の生活でどんなことに
困っているのかが勉強できながら、
家族目線での気持ちの成長がわかり
感動するものなのでぜひおすすめです。